配達だけが仕事じゃない!福利厚生の充実したヤマト運輸のセールスドライバー(SD)ってどんな仕事?

仕事・職業

こんにちはyasuoです。以前私はヤマト運輸で荷物を配達するトラックドライバーとして3年間勤務していました。しかし労働時間の長さと持病が悪化してしまったため退職を余儀なくされました。

実際、宅急便の配送ドライバーってどういう事をする仕事なの?と思う方もいると思うので私なりにまとめてみました。

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セールスドライバーとは


ヤマト運輸で働くトラックドライバーの事をセールスドライバー(通称 SD)と呼び、主に宅急便の配達と会社や個人の客から依頼される荷物の集荷を行います。「トラックドライバーなんてただ集配だけすればいいんでしょ?」と思ったら大間違い、セールスドライバーと言う名前だけあって営業活動もしなくてはならないのです。

例えば、会社で取り扱う季節の食品や飲み物等をお客さんに販売する物販営業や、法人や個人の客に定期的に荷物を出して集荷させてもらえないかという新規営業も行うので、「私は営業も大丈夫!」という人や「他人とコミュニケーションをとることが好き!」とうい人が向いている仕事かもしれません。

集配を終えて営業所に帰れば営業日報なるモノも提出し、今日は新規は取れたか、物販は売れたか等、口やかましく上司に聞かれるセンターもあります。

日々の営業活動も、忙しい集配業務の中で時間を見つけて行うので、ヤマト運輸のSD達は楽などせずに日々頑張っているのです。



入社の年齢制限は?女性も大丈夫?


当時の私の同期には、30代の女性や50歳の男性もいましたので、やる気さえあれば年齢や性別に問わずSDとしての入社も可能です。

水やお米のような重い荷物や、時にはヤマト便と言う大型の荷物を運ぶ事も有りますが、大型の家具や冷蔵庫の様な引っ越し業者が取り扱う荷物は基本的には運ばないので、力に自信があまりない女性でも安心して働く事ができると思います。

しかし、お中元やお歳暮で物量がとても多くなる繁忙期などは、ベテランの現役ドライバーでさえも年齢に関係なくとてもキツイと思う仕事なので、「私は体力に自信があるからどんな事も大丈夫!」ぐらいの覚悟は必要だと思います。



採用の基準に学歴は関係ない


ヤマト運輸のSDの採用基準には、特に学歴は関係ありません。私の同期に最終学歴が中卒のおじさんが3人程いましたが、特に学歴に突っ込まれることなく面接は進んだそうです。

前職の転職回数に関しても、あまりにも多いと突っ込まれるかもしれませんが、多少のことなら大丈夫だと思います。ただでさえ中途採用の多い会社なのでそんなにきにすることはありません。

但し、運転に関してはとても厳しい目で見られる会社なので、免許に傷が付いている(違反回数が多い等)学歴に関係なく不採用になる可能性があるので特に注意が必要です。

福利厚生は手厚い

ヤマト運輸の入社で欠かせないのが福利厚生の充実である。これは結婚して子供のいる家庭の人にとってはまさしく転職の決め手になったのではないかと言っても過言ではないはずです。

冠婚葬祭でもらえる金額

 結婚祝い金 最高 5万円

  災害見舞金 最高10万円 

 出産祝い金 最高 1 万円

毎月の給料に上乗せされる扶養額

配偶者   3万~7万円

第一子    1万5千円

第二子 1万3千円



中途入社で学歴不問なのに、ここまで福利厚生が手厚い会社に転職できるとなったら、現職での収入に悩んでいて子供のいる家庭の人には間違いなくおススメです。

もし転職を考えているのであれば、福利厚生の件も合わせて一度ご家族で話し合ってみるのも有りだと思います。



ドライバー志望は正社員で採用される


以前ヤマト運輸では、入社後のスタートは契約社員として扱われ、マネージ(正社員)になるための試験、マネチャレを受けて合格しなければならなかったのですが、現在は入社後すぐに正社員に採用されるため、その点はいいかもしれません。きっと人材不足からくる改革なのでしょう。

契約社員と正社員でのボーナスや年間休日には結構差があったので、誰も契約社員からやりたいと思う人なんていませんでしたからね。

但し、入社後にすぐ正社員雇用されるのはドライバーに限ることで、配達業務をしない内勤等は契約社員の制度があるため注意が必要です。

入社まで


さて、仮にあなたがヤマト運輸に転職しようとしてあなたの地域の求人広告から応募をしたとしましょう。

面接を受ける場所は、大抵はお住まいの近くの営業所だと思いますが、もし無事合格して入社をする初日からは、それぞれの地域を代表する主管支店と呼ばれる場所へ行って、同期達と一緒に研修がスタートします。

人数にもよりますが、3~15人の同期がいますので、途中入社で年齢もバラバラな何もわからない同士の仲間が居るので何かと心強いです。


入社後の流れ


入社後には約1カ月間の間にOJT研修が行われ、配属先センターと主管支店の行き来がメインとなります。配属先では、先輩SDとの実際に現場での配達業務や、営業所に荷物を持ち込むお客さんの接客や内勤業務をすると思います。

主管支店では、ヤマト運輸の社訓を覚えたり朝礼で行うヤマト体操なるヤマト運輸の独自のラジオ体操を覚えます。

あとは集荷や宅急便の情報入力を行う端末ポータブルポス(通称 PP)の基本操作を教わったり、マニュアル車のトラックの運転の練習、ベルトコンベアーに流れてくる荷物を発送先に分ける仕分け業務の研修を行います。

この仕分けはかなり肉体労働なので覚悟が必要です。(研修先によってない場合もある) 

私はこの研修で行う仕分けを、3時間ぶっ通しの休憩なしで次々と流れてくる荷物を仕分けしてクタクタになりました。

でも実際は、研修期間中にすべての事を教わるのは不可能な為、ほとんどの新人は、配属先センターの現場に出てからの実践で教わることの方が多いです。

社内免許の取得



車の免許を持っているからと言って、ヤマト運輸のトラックや軽自動車を運転することはできません。何故なら、社内で規定されている社内免許と言うものを授与されなければ運転することができないからです。

社内免許を取得するには、研修の第二段階でもある、路上研修と言うものに合格しなければいけないのです。

運転指導長という人達に厳しい指導のもとで判断してもらい、合格が出ればあなたは晴れてヤマト運輸のSDとなれるのです。


社内免許に何回も落とされて、研修期間中に辞めてしまったと言う人もいるぐらいこの会社は特に安全にはうるさいので、指導長の教え方なども自然と厳しくなり、鬼教官のように思えるでしょう。

ですが、同期と一緒に運転の勉強をしたり、むかつく指導長の陰口をたたいたりして協力しあいながら頑張って乗り越えれるはずです。



車を使わない配送地域もある


社内免許が落ちても、最近は駐禁対策や、排気ガスを極力減らすエコ活動(ネコロジ―)も率先して取り組んでおり、リヤカー付きの電動自転車や、自転車の後ろに荷物を入れる箱のついた自転車で配達している地域が非常に増えてきているので配達自体は可能です。

ですが、社内免許を取得していないと、1日のインセンティブが決まった金額しかもらえないため、どんなに集荷をしても給料が上がらない、営業所から離れた配達コースになると、全然荷物を積めないで、自転車で行ったり来たりして配達をしなければいけないハメになるので、社内免許は持っていて間違いありません。

というよりずっと社に免許の検定試験を落ちていたら、あなた自身インセンティブもつかずに大変なだけで辞めてしまうでしょう。



拘束時間は長い


シフトによっては早番や遅番勤務のことがあるかもしれませんが、フルで1日勤務する場合は、基本的に朝8時~夜9時ぐらいまでが労働時間だということを覚えておいてもらいたい。

車の着車や持ち戻った荷物の付け合わせ、後方付けや明日の準備等をしていると大体9時半ぐらいにはなるでしょう。

その時々にもよりますが、各センターの雑務等をする場合はもう少し遅くなることもありますが、残業代はしっかりでますのでご安心ください。

但し、やることが沢山残っているにもかかわらず、残業しないでさっさと帰れと上から口うるさく言われるので、素早く後方付けを済ませて帰宅するように促されるのが現状です。

変わった性格の人も多い


個人的な感想なのですが、学歴を問わずに入社でき、中途採用や転職の多い人が出入りする会社だけあり変わった性格の人間が多い職業だと私は思いました。

フレンドリーで誰とでもコミュニケーションをとる明るい性格の人だが、仕事はマイペースでだらだらやってズボラで雑な性格の人や、無口で無愛想であまり人とコミュニケーションをとらないけど、仕事のスピードは速く几帳面で細かい性格の人という2通りの人間が多い様な気がしました。

あくまでこれは私が勤務していた職場の人間模様であり、何度も言いますがあくまで個人的な感想なのであまり気にしないでください。

現役のベテランSDに聞いた今の現状


つい最近、勤続30年の現役ベテランドライバーの方と久しぶりにバッタリ再会して、夕食を食べた時に現在のヤマト運輸の給料について伺ってみたのですが、SDの現状は給料は下がりつつあると言っていました。

そのベテランの先輩曰く、昔は荷物も残業も多く「手っ取り早く金を稼ぎたいならヤマトや佐川で働いたほうがいい!」ということをよく言われてた時代があったみたいです。

もちろん当時は大変だったのですが、その分給料も良かったのでなんとやって行けたみたいです。

朝日新聞が報じていましたが、ヤマト運輸は過去に残業代の未払いの問題があったのも事実です。未払いの金額は全国のヤマト運輸のSD等に一応は支払われはしましたが、会社の印象は間違いなくブラック企業の名を世間に知らしめた事件だったでしょう。

しかし現在は働き方改革の導入により、会社自体が労働時間にかなりうるさく厳しい状況にあるようです。全盛期よりも基本給が10万以上も下がったと嘆いており、まだ娘も息子も高校生なのでどうしよう!と悩んでいたので運送業界の現状は相当深刻のようです。


まとめ

現在ヤマト運輸に転職を考えているあなた、結婚して子供もいる家庭をもっている人には手厚い福利厚生があるのでおススメです。

独身の人も、ヤマト運輸と言うブランドだけでローンが通りやすいメリットもあるので、家や車のような大きな買い物を考えるのに全然ありだと思います。

ですが、よく考えてからでもいいと思いますよ。ヤマト運輸自体は人材不足の為、いつでも求人募集をしていますので、あなたの挑戦してみたいなにかをやってから、最後に行き着く場所として考えてみても遅くはないと個人的に思いました。

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